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(12/15)「鳥居」効果でごみ減少――徳島・吉野川の中州

徳島県の吉野川下流にある中州の善入寺島に設置された小さな「鳥居」=10日

徳島県の吉野川下流にある中州の善入寺島に設置された小さな「鳥居」=10日

 徳島県の吉野川下流にある中州の善入寺島に設置された小さな「鳥居」が、ごみの不法投棄防止に威力を発揮している。良心が痛むのか、畏怖の念が芽生えるのか。関係者は「設置前より約8割減った」と抑止効果を確信、さらに増設したい考えだ。

 2005年から設置を始め、現在は島内に36基。朱色の木製で高さ約1メートルと小さいが、威力は大きい。

 善入寺島は約500ヘクタールの広さに田畑が広がり、北岸の阿波市、南岸の吉野川市と5つの橋で結ばれている。大正時代には約3000人が住んでいたが、現在は無人島で、家庭ごみだけでなく、洗濯機やテレビなどの粗大ごみまで捨てる人が相次いだ。

 不法投棄に苦慮した国土交通省徳島河川国道事務所は、看板や柵を設置したがほとんど効果なし。定期的に島内の清掃をしている土地改良区の組合員らが、苦肉の策として、ごみが捨てられやすい道路沿いや雑木林に鳥居を置き始めたという。

 土地改良区の中西豪事務局長は「ばちが当たると思わせるのだろう」と心理的な効果を指摘。鳥居のない場所にはごみが残り、抜本的な改善とまではいかないが、「設置数を増やし、徐々に浸透させていきたい」と意気込んでいる。〔共同〕

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